Windows版Spartanを使うようになって思ったこと。

 '97年ごろのこと、それまでマッキントッシュが一番のパソコンと信じていたが、分子計算をやろうと思うとWindowsのほうが俄然アプリケーションが多い。また、IBM互換機はマッキントッシュの半額ぐらいということで、弘前赴任を機会に、全てWindowsに切り替えることにした。(それまでに投資したアプリケーション代は、、、、これを考えると悔しいので、やめにしよう。)

 スパルタンはwindows版しか使ったことがないが、とても使いやすいと感じている。まず、Wavefunction Japanの内田さん、高橋さんがとても親切で、電話をかければたいていのことは教えてもらえる。素人の私には最も重要なことである。

 そしてマニュアルが薄いこと。Spartan04でたった約300ページ。英語の苦手な私にはとても重要なファクターであった。ちなみにHyperChemは10センチ以上(単位が違う。学生には単位に気をつけろといっているのに)。です。

 講習会で頂いたPC Spartan Pro用の日本語のチュートリアルもとてもわかりやすい。この日本語チュートリアルと薄い英語版マニュアルがあれば、Spartan04スパルタンのほとんどの機能が使えるのは特筆物。

 他のソフトと比較できるほどの経験は無いものの、Spartanの機能が少ないかといえば、決してそうではなく、使っていて、計算機能にほとんど不満は出てこない。

 最近プログラムの作者Hehreさんが書かれた「A Guide of Molecular Mechanics and Quantum Chemical Calculations」という教科書を送っていただいた。これは分厚い(800ページ弱)。読んで非常に役立つ。説明書というより、計算法の教科書として重宝していて、無くてはならない。しかし、プログラムの様子がわからない購入直後からこの本が付いてきたら、たぶん途中であきらめていると感じる今日この頃です。


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