Spartanでは完全マルチタスク?

 初めてWindows版Spartan (当時はPC Spartan Pro)を使ったとき、ワークステーションを触ったことの無い私にとって、カルチャーショックであった。まず、Spartan上で複数の分子が同時に計算できること。そして、計算を始めてしまえば、アプリケーションを終了してもバックグラウンドで計算してくれること。バックグラウンドで相当重い計算をしていても、ワードプロセッサぐらいなら、普通の感覚で使えるところがすごい。

 でも、計算途中でパソコンをシャットダウンしたら、それまでの計算はお釈迦になった。マルチタスクにも限界があることを体験した悲劇であった。

ちなみに、WaveFunctionの高橋さんによれば、1ファイルに複数の分子を入れた計算(SpreadSheetを使うやつ)では、モニターでKillしても、それまでに計算が終了している分子は保存されているとのこと。これを教えてもらってから、重たい計算のバッチ処理をやる勇気が出てきた。
 このとき問題はモニターしていると、いつも計算は"M001"。どこまで計算が進んでいるのか見当が付かない。これは分子のプロパティーで名前をつける必要があるとのこと。理解は出来ても面倒で、たいていその操作を忘れて、相変わらず計算の進行がわからないままの今日この頃です。



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