ViewerLite


 PDB(protein data bank)形式のファイルを3次元的に表示させるプログラム。
 ブルーバックスに平山令明先生が書かれた「分子レベルで見た体のはたらき CD-ROM付」に付属していた。
 実はだいぶ前に買って、本は読んだけど 当時小さなCD-ROMは普通のCDで読むことが出来無いと勝手に思い込み、長い間CDROMの内容は見ないままであった。
 昨年、Bluebacks CD-ROMというシリーズを本屋で見つけ、先の本と別物と勝手に判断し、思わず買ってしまった。内容がどことなく昔読んだ普通のブルーバックスと似ているな、 と感じながらそれでもだいぶ読み進めた後だと思う。
 ひょんなことから昔のブルーバックスが本棚から出てきて比べてみたらほとんど同じ。 しまったと思っても遅かった。違いが見つからないくらい同じ本だった。そのつもりで後ろ書きを見たら、CDROMの内容は二倍。それって本文は同じということですね。講談社にだまされた感じ。作者が同じでタイトルが同じだから当然といえば当然だけど、そういった点に気付かない自分が悲しい。この本だけでなく、同じ単行本と文庫本を何度買ったことか。

 Accelrys社のホームページによれば、ViewerLiteの提供は停止しており、製品版のDS ViewerProを買うか、ブルーバックスから手に入れるほかは無いと思う。
 講談社のホームページには、VewerLiteはWindowsXPで動作しないとなっていたが、実際やってみたら問題なく動いた。ただ、プロパティーを変えようとしたらエラーが起きた。XPが問題かどうかは不明(トライアルバージョンでも同じエラーが起きた)。
 ViewerLiteの製品版はDS ViewerPro 6.0 或いはDS ViewerPro Suite 6.0となっているが、Web Storeでは「Desktop ChemCollection」というDS ViewerPro, DS Accord for Excel and Accord ChemExplorerのパッケージ(アカデミックで658ドル)しか見当たらなかった。30日のトライアルバージョンをダウンロードしてみたが、確かに原子間距離や二面角の測定が出来るように見受けられたが、PDBファイルをブラウズするだけなら製品版はいらないと感じた。

気に入っている点

使い方はブルーバックスの最終章に書かれており、その部分を読むだけで大体のことは出来るようになっている。
分子の表現が美しい。これでフリーソフトかと思ってしまった。
hierarchy windowを使うことにより特定の官能基、アミノ酸残基のみの表示形式を変更することも容易であった。
  Rasmolでは原子をクリックして、コマンドラインでアミノ酸残基を確認して、それから残基の表現方法をかえて、、。
  このあたりの操作がとっても簡単。はっきり言って使いやすい。
Rasmolと違って表現方法、アングルを保持したまま保存できる。(msv形式)
  ViewerLiteはいろいろな拡張子を扱うことが出来るが使ったことが無いのでその先は不明。


気に入らない点

とっても重い気がする。表現が豊かな分、仕方が無いのか?
コピー&ペーストでは画面の一部しか写らない。(無手勝流な解決方法見つけました)




とってもきれいでしょ(これでもJPGで解像度落としています)

エストロゲンレセプター(サブユニットごとで表現方法を変えてみました)


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